腰上取り外し

 

この前、降ろしたこのエンジンをオーバーホールしていきます。

まずは、ヘッドカバーを外します。プラグも緩めておいたほうがいいです。

ヘッドを外してからだと緩めるのが大変ですから・・・(汗)
次は、テンショナーとスライダーの取り外しです。

テンショナーは外す前に頭の12mmのボルトを緩めててください。
外す必要はありません。これも取り付けするときのことを考えてです。

外した状態でボルトを緩めることはかなり大変です。
次はカムホルダーを外していきます。外すのにも順番があります。

上死点をだしているため、カムが押してる場所を最後に外していきます。

INが3番、EXが2番を押しているはずなので、少しずつ緩めていきます。

無理は禁物です。カムにキズが入らないように慎重に取り外しました。
カムを取り外しました。

次はオイルラインの取り外しです。

ここは問題なく外せますが、ボルトの長さが前後で違うため、注意が必要です。

10mmボルトを外せば取り外しできます。
続いて、前側のオイルラインも外して、ヘッドとシリンダーを止めている10mmボルト
も外しておきます。

オイルラインには銅ワッシャーが付いているので、これも忘れずにはずします。
ヘッドボルトを外します。

このボルトは固く締まっているので、ナメないように注意が必要です。

これを外せば、いよいよヘッドの取り外しです(^^)
ヘッドボルトとオイルラインです。

ヘッドボルトにはワッシャーが付いているため、忘れずに外しておきます。

オイルラインはボルトの長さが前後で違うのがわかるでしょうか?

長いほうが前で、短いほうが後側です。
ヘッドは軽くゴムハンマーなどで叩けば外れます。

外れにくい場合もあるので、無理しないでください。

少しずつ外していけば外れますので・・・
カムチェーンテンショナーを取り外します。
前側は差し込んでいるだけなので、引き抜けばいいのですが、後側はボルトで止まっています。ボルトを外したら上から抜きます。裏にワッシャーが付いているので、忘れずに外しておきます。

それから、シリンダーを止めている10mmのボルト2本とウォーターホースのバンドを外して、取り外しの準備は完了です。
いよいよシリンダーの取り外しです。
今回もゴムハンマーなどで、軽く叩きながら少しずつ外します。

左右が均等に抜けるようにゆっくり外していきます。

これで腰上は取り外せました。

腰下編に続く・・・