腰下組立

 

クランクケースの組み立てです。メタルも測定したのですが、ハードディスクがイって画像が無くなってしまいました・・・(泣)

気を取り直して腰下を組み立てていきます。今回は、車検のことを考えてGPZ900Rのケースを使うことにしました。
ミッションを取り付けるときは忘れずにポジションリングを取り付けておきます。(左画像)
反対側のポッチもちゃんとミッション側にはまってるか確認したほうがいいです。はまったようで、ちゃんとはまってなかったりします・・・
気がつかずにそのままボルトを締めてしまうと、ケースが割れます(^_^;)
画像では右に見えるクランクホルダーを規定トルクで締めます。

液体ガスケットを薄く塗って、いよいよクランクケース合体です。
ケースを合体する前に、クランクの上死点を出しておきます。

上死点をだしたらケースの合体です。バランサーのポッチが上きてるのを確認してケースをのせてボルトを締めます。

画像でポッチは見えるでしょうか・・・?(^_^;) (右画像)

画像はありませんが、ひっくり返して上側のボルトも締めます。
上側のボルトなのですが、スプロケットの上にある3本のボルトのうち、真ん中のボルトにはワッシャーがはいります。

忘れそうになりましたが、思い出してよかったです(^_^;)
次はクラッチ回りの組み立てです。

オイルポンプを駆動するギヤとスぺーサーを取り付けします。

ここの凸をクラッチハウジングの裏の凹みにはめなければいけません・・・。
凹みがあるのがわかるでしょうか・・・・?

センターカラーは外してから取り付けします。なかなか合わなくてイライラしましたが、なんとか取り付けしました(^_^;)

ちゃんとはまってないと、センターカラーを入れた時に段差ができます。ちゃんと入ってれば段差ができないので、はまったかわかると思います。

カラーはネジが切ってある方が手前側です。
クラッチハブのセンターナットはインパクトで締めました。
GPZ用の専用工具は持ってないので・・・(^_^;)

クラッチディスクをオイルを塗りながら組み付けていきます。最後の1枚は溝の浅い方に組みます(右画像)。
画像が前後してますが、右側のオルタネーターを回しているチェーン&スプロケットを取り付けします。スプロケにチェーンを組んだ状態で同時に組みつけしました。

ここもインパクトでしめますが、先にテンショナーを取り付けしたほうがいいかな??って思いまして、テンショナーを取り付けします。

締めるときにチェーンに負担がかかるんで・・・(^_^;)
テンショナーはバネがきいてて取り付けにくいですが、いっぱいまで縮めるとロックがかかります。

その状態で取り付けして、ロックを解除すればOKです。

で、インパクトでネジを締めました。
クラッチの切れが悪かったので、いろいろ調べたらプッシュロッドの長さが短いことを発見しました。GPZ900RよりZX-10のほうが短いようです。
そこで、8mmのスペーサーをたすことにしました。
これで大丈夫でしょう!(^^)!

画像でもわかるようにZX-10はクラッチスプリングも1本多いです。
ここからはガスケット類がきてないため、先に計測作業です。

ベースガスケットを入れない状態で組み、ダイヤルゲージをセットします。

ここでピストンの上死点はきっちりだしておきます。
シリンダーから1.45mm飛び出しています。ベースガスケットは0.25mmだったので、6枚いれれば1.5mmシリンダーを上げることになるので、ピストンは0.05mm引っ込んでることになります。ヘッドガスケットは0.7mmだったので、ベースは5枚で組み立てしてみます。ピストンは0.2mmでてる計算ですが、ヘッドガスケットを入れると0.5mm余裕がある計算です。

計算では大丈夫のはずなんですが、どうでしょう??
シフト周りの組み付けです。シフトフォークにはワッシャーが付きます。外した時にカバーに付いてる場合もありますので、忘れないように注意です。

カバーを取り付けする時は+ビスなので、ショックドライバーでしめました。
スプロケが付く部分のオイルシールは切れてたので外しました。注文して届いたらあとから入れますので、作業は進めていきます。これからはエンジンをひっくり返しての作業です。
まずオイルポンプの取り付けです。エンジン側とオイルポンプ側
の切れ目??を合わせます。
で、オイルポンプを取り付けして、規定トルクでしめればオイルポンプの取り付けは完了です。

次はオイルラインなどの取り付けです。
いよいよ腰下最後の作業です。
オイルパイプなどを差し込んでいきます。オイルリターンパイプも忘れずに〜♪
Oリングも新品に交換しました。
オイルパンのガスケットをのせてオイルパンを装着します。ここのネジは8mmなのでネジ切らないように注意して、規定トルクで締めます。
エレメント、オイルパイプなどを取り付けして腰下の作業は完了です。